クレハ建設株式会社 様
契約ID数 | 180ID |
---|---|
ライセンス種別 | Standard |
認証・打刻方法 | ID/PASS認証・Web打刻 手のひら静脈認証・Windowsアプリ打刻 |
外部連携 | 給与連携(OBC 給与奉行) |
勤務状況の見える化で
会社全体の意識改革を実現
クレハ建設株式会社様は、2019年の働き方改革関連法の改正をきっかけとして、「客観的」な方法を用いた打刻の重要性を再認識され、勤怠管理システムの導入を検討されました。
自身も社会保険労務士の資格を持ち、同社における勤怠管理システムの導入をはじめとする働き方改革に携わられた総務・人事部の佐々依理子様にお話をお聞きしました。
お客様概要
- 本社所在地
- 福島県いわき市錦町綾ノ町16
- 事業内容
- 土木工事、建築工事の施工、調査・設計・管理
- 従業員数
- 社員数171名
法改正をきっかけにシステム化を検討
2019年4月に働き方改革関連法が施行されるにあたり、同社では勤務時間の記録方法が課題となりました。
改正法では、労働者の労働日ごとの始業・終業時刻を客観的な方法を用いて確認・記録することが求められています。
当時は紙の勤務表を使用していたため、自己申告ではない、客観的な記録方法として、勤怠管理システムの導入について人事部で検討することになりました。
高いセキュリティで安心の運用
ADVANCE勤怠は、オンプレミス・クラウドの両形態を選択することができます。同社では現場事務所からの打刻を行うため、クラウド版の導入となりましたが、社外ネットワークの使用についてはセキュリティ面の懸念もありました。
ADVANCE勤怠クラウドは、最高評価「AAAis」を取得した堅牢なデータセンターや暗号化通信など、安心・安全な運用が可能です。クレハグループにおける勤怠管理システムの利用状況をヒアリングしながら検討を進め、同グループでの採用実績があったことが決め手となり、導入に至りました。
見える化で意識が変化
建設業は、業務量の多さや人手不足などにより他の業種に比べて長時間労働に陥りやすいと言われています。
同社は、紙の勤務表を事務担当者が月締めで集計していたため、日々の勤務実績の反映が難しく、上司が部下の勤務実績をタイムリーに把握できていませんでした。
ADVANCE勤怠クラウドは常に最新の集計結果を確認できるため、導入によって勤務実績のタイムリーな把握が実現しました。
あらかじめ設定した残業時間の上限を超えた場合に、本人と上司に通知を行うアラート機能も活用しています。取得率の低さが課題となっていた有給休暇も、システム上から簡単に申請・処理できるようになりました。
「働き方が勤怠の数字から見えるようになった」
勤怠実績を集計する事務作業がなくなり、上司が部下の勤務実績を直接確認するようになったことで、責任感や意識が変化しました。全社の勤怠管理を行う人事部でも、「残業が少なくなったから現場が終わったのかな」など、点在する現場の勤務状況が見えてくるようになりました。
ボタン1つで業務効率化
働き方や意識の変化だけではなく、実際の集計業務も大きく効率化しています。今までは、紙で集めたデータをExcelに転記しテキストファイル化したうえで給与計算を行っていました。
ADVANCE勤怠では、給与計算用のデータを簡単に出力することができます。同社ではまだ導入から日が浅く、操作に慣れていない面もありますが、「作業時間は半分くらいになったかな」と効率化を実感されています。
「会社全体が見てくれている」
従業員の安心感
導入当初は、勤怠管理システムの利用そのものを面倒に感じる従業員もいた、と佐々様は振り返ります。
今では日々の打刻が習慣化され、紙で管理していた頃に比べて打刻ミスも少なくなりました。上司への申請・承認というフローができたことによって、働き方を上司が理解してくれているという安心感も生まれてきています。
時間外勤務や有給休暇の取得率などの勤怠データを経営層会議で公表するようになり、会社全体の働き方への意識も変わってきました。
上司が有給休暇の取得を促すようになり、部下も申出をしやすくなるなど、従業員の満足度向上にもつながっています。
今後の展望
勤怠が紙からデータの管理に変わったことで、勤務状況の数値化や各部署の平均が見えるようになり、「これくらいまで改善しよう」という目標を立てられるようになりました。
今後は長時間労働を少なくし、生産性の向上につながるような取組みを行っていきたい、と佐々様は語ります。
人事だけでは進めていくことができない働き方改革に、各事業部が問題意識を持って取り組んでもらうための指標としても活かしてほしいと言いました。
グループ会社でもADVANCE勤怠クラウドの展開を予定しており、先駆けとしても同社の働き方改革に注目が集まっています。