株式会社フレスト様
契約ID数 | 40ID |
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ライセンス種別 | Standard |
認証・打刻方法 | ID/パスワード認証・Web打刻 |
外部連携 | なし |
業務効率化で多角化企業の
複雑な働き方を適正にサポート
建設業をはじめ、コンビニエンスストア経営や合カギ作製など、幅広く事業を展開する株式会社フレスト様は社員の多様な勤務体系を円滑に管理するため、2018年からADVANCE勤怠クラウドを導入・運用されています。
今回は、特にシステム導入のメリットを感じていただいている建設部について、総務部 取締役部長の﨑谷様にお話をお聞きしました。
お客様概要
- 本社所在地
- 茨城県土浦市虫掛3278
- 事業内容
- 建設工事、リフォーム、コンビニエンスストア経営、合カギ作成
- 従業員数
- 社員数25名(パート含総数105名)
GPS打刻で現場の勤務状況を見える化
「スマホで打刻して、位置が反映されるGPS機能をうまく使っています」
導入前はタイムカードでアナログな勤怠管理をしていたため、直行直帰の場合は、事務所への電話連絡が必須。他の社員が代わりに打刻しなければなりませんでした。
ADVANCE勤怠クラウド導入後は、会社支給のスマートフォンで、場所や時間を問わず打刻が可能になりました。
また、「在席状況確認」機能を活用することで、現場にいる社員の出社状況をリアルタイムで“見える化”できるようになりました。
スマホ申請で有給休暇の取得促進
同社の有給休暇は全日、半日、時間単位の3種類があり、これまでは手入力で集計していました。煩雑な集計作業や、取得日数不足の社員への催促は、業務担当者の大きな悩みの種でした。
現在は、社員各自のPCやスマートフォンで、有給休暇の残数を確認でき、簡単に申請ができます。集計が自動化されたため、大幅に管理コストも削減しました。仕事の都合や周囲への後ろめたさが軽減され、使い勝手も抜群になったことで、スムーズな有給休暇の取得に繋がっています。
複雑な勤務体系をシンプルに管理
以前は、本社と各店舗の勤怠管理を別々に行っていましたが、それらを一括管理するためADVANCE勤怠クラウドの導入を検討しました。
その際、24時間365日営業する店舗や夜間作業などがある建設現場など、同社が展開する事業の複雑な勤務体系が課題となりました。そこで、事業ごとに異なる勤務パターンを設定し、主に建設事業に合わせた5パターンの勤務時間を登録、運用しました。
多様なワークスタイルに柔軟に対応できるADVANCE勤怠クラウドの機能を活用することで、複雑な勤務体系をシンプルに管理できるようになり、業務効率化を実現しました。
充実のサポート体制で
スムーズな導入を実現
多角化企業である同社は、各業種で、幅広い世代が働いています。
そのため導入当初は、一部の社員からADVANCE勤怠クラウドの操作方法に戸惑いや不安の声が寄せられたそうです。
勤怠管理システムは、給与・会計などのシステムとは異なり、全社員が利用するからこそ「思うように使いこなせない」「システムが使いづらい」と負担に感じるのではなく、操作のしやすさが重要です。
そこで関彰商事は、フレスト様の全社員に対し、導入時に3回に分けて操作説明会を実施しました。システムの概要や操作の手順を、順序立てて丁寧に説明し、不安や不明点を解消した結果、全社一斉にスムーズな導入を進めることができました。
今は皆慣れたので、朝来たら打刻が習慣になっています、と﨑谷部長は導入時を振り返りました。
二人三脚で常に見直し、柔軟に改善
同社はシステムの運用開始から3年を迎えました。
事業の成長や働き方の変化、法改正に伴い、常にADVANCE勤怠クラウドの運用方法を見直しています。
「現場に入ると仕事に没頭してしまい、時間外労働の適切な管理が難しい」
との指摘が現場の管理職からあった際には、残りの残業可能時間を表示できるように集計設定を変更しました。
社員自身が残り時間をチェックできるようになったため、時間外労働への意識が向上しました。
導入後も、経験や業務知識が豊富な関彰商事の担当者が、顧客ニーズの変化に素早くキャッチし、二人三脚でサポート。高い信頼性と柔軟性を備えたシステムの実現を支えています。
今後の展望
働き方改革関連法施行に伴い、2024年4月以降、建設業に時間外労働の上限規制が適用されます。
建設業には厳密な工期があり、加えて、休日出勤、人手不足などの課題が多く、長時間労働削減に向けた早期の取り組みが特に困難な業種とされていますが、「システムの運用を通して、適正な働き方を実現していけると考えています」と﨑谷部長は前向きな姿勢を示しています。
現状を改善するための第一歩である“見える化”を実現した、フレスト様の今後の戦略に明るい兆しが見え始めています。